かごの下に敷いている新聞紙をびりびりほじくって、
巣みたいなものを作ってその中に篭っていた。

なんと、ぶんきちは雌だったのだ。
ある日会社から家に帰ると、籠の中に卵を産んでいた。
4日間、1日1つずつ産卵して、計4つの卵を産んだ。
ぶんきちもいつの間にか大人になってたんだなあ…
もう2才だもんな。
ぶんきちはそれから、決して孵ることのない卵を毎日温めた。
羽毛を膨らませて、籠の床でじっとしていた。
でも、悲しいことにいつも卵はぶんきちから離れたところにあった。
ちゃんとした巣がないから、転がっていってしまうのだろう。
でもぶんきちは特に気にする様子もなく、床を温めていた。
バカだなあ…なんとなく膨らんでいるだけなんだなあ。
一週間ほどしてぶんきちは卵を温めるのをやめた。
ちゃんと雄がいたら、そろそろ雛が孵っていたのかな?

割ってみたら、ちゃんと黄身があった。





